平方式と完全平方式と平方完成

因数分解を解いていく中で平方式という聞き慣れない言葉が出てきた。
意味を調べても完全平方式とか平方完成ばかり出てくる。
ヘイホーヘイホーだらけでよく分からん。
一番よく出てくるのは二次関数のグラフの単元だと思う。
だけど、因数分解で出てくる以上、
二次関数のグラフへ入る前の前提知識として、因数分解で取り上げる。

平方式とは

平方式っていうのは、こんな感じの式のこと。
とりあえず、これを平方式と呼ぶ。
ある数を2乗することを、平方っていう。

完全平方式とは

完全平方式っていうのは、
上の平方式と合わせた書き方をすると、こんな感じの式のこと。
平方式のうち、「a=1」「c=0」のときの式のこと。
( )の2乗のみが式として残るのが特徴的。
これを完全平方式と呼ぶ。

つまり、平方式完全平方式を包含している。
言い方を変えれば、完全平方式平方式の一種。

平方完成とは

平方完成とは、二次の多項式を平方式や完全平方式に変形させること。

つまり、平方完成は式の変形をする作業の名前
式変形の作業のこと。

具体例

具体的な数字を入れてみると、こんな感じ。
それぞれ式に名前があり、変形させる作業にも名前が付いている感じ。

定義を知る

平方ある数を2乗すること
平方完成二次の多項式を平方式や完全平方式に変形させること

同じような名前で覚えにくいけど、明確な違いがある。

まとめ

平方式完全平方式式の形の名前
平方完成は式の変形をする作業の名前

参考書や問題集の解説で出てきたとき、定義名前を知らないと何を言っているのか分からない
定義名前を知らない状態でやり方に取り掛かってしまうと、何をやっているのか分からなくなる

説明する側も、定義名前を決めておかないと、コレとかアレとかだと伝えづらいし正確に説明できない。
なので、似たような形のものには似たような定義名前が付いてしまう。

その細かな違いを把握した上で解説を聞くと、結構理解が深まる。
恐らく他の教科でも細かな違いとか判別できる状態で解説を聞くと、より理解が深まる。
より理解が深まることで、解ける問題が増えていくようになる。
解ける問題が増えていくことによって、できるようになることの楽しさが生まれる。
楽しくなると、より細かいところまで興味が沸くようになって更に理解が深まる。

多分そんな感じで、学問への探求心が育っていくんだと思う。
なので定義名前を知ることは大事であるといえる。

といっても、
問題を解く分にはやり方さえ分かっていればいいんだろうけど。

2 COMMENTS

[言葉の量化]と[数の言葉の量化](「言語の本質」)

 ≪…「平方完成」…≫の眺めは、自然数(数の言葉ヒフミヨ(1234))を大和言葉の【ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と】の平面(2次元)からの送りモノとして、絵本「すうがくでせかいをみるの」的に数学からの送りモノとして観る。

 十進法の基における桁表示の西洋数学の成果の符号(e i π) 無限(∞) [1] [0]から、全ての自然数は、「平方完成」していることに気付くのは絵本の力で・・・

 もろはのつるぎ (有田川町ウエブライブラリー)

 自然数を、[4]で束ねるコトは、数学では[i⁴=1]と観える。この光景は、昭和歌謡の本歌取りで・・・
   「愛のさざなみ」の本歌取り

   [ i のさざなみ ]

この世にヒフミヨが本当にいるなら
〇に抱かれて△は点になる
ああ〇に△がただ一つ
ひとしくひとしくくちずけしてね
くり返すくり返すさざ波のように

〇が△をきらいになったら
静かに静かに点になってほしい
ああ〇に△がただ一つ
別れを思うと曲線ができる
くり返すくり返すさざ波のように

どのように点が離れていても
点のふるさとは〇 一つなの
ああ〇に△がただ一つ
いつでもいつでもヒフミヨしてね 
くり返すくり返すさざ波のように
さざ波のように

[ヒフミヨ体上の離散関数の束は、[1](連接)である。]
            (複素多様体上の正則函数の層は、連接である。)

数学の基となる自然数(数の言葉ヒフミヨ(1234))を大和言葉の【ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と】の平面・2次元からの送りモノとして眺めると、[岡潔の連接定理]の風景が、多くの歌手がカバーしている「愛のさざなみ」に隠されていてそっと岡潔数学体験館で、謳いタイ・・・

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久方の光のどけきながしかく静心なく四角なるらむ

「愛だけを残せ」の本歌取りで、

「iだけを残せ」

iだけを残せ 壊れないiを
激流のような時の中で
iだけを残せ 名さえも残さず
生命(いのち)の証(あかし)に iだけを残せ

やむにやまれぬ【数】は綱渡りだ
選ぶつもりで選ばされる手品だ
闇の中の風のように
突然にiは居どころを求める
弱き者汝の名を名乗れ しなやかに
強き者汝の名を名乗れ ささやかに
みんな儚(はかな)くて みんな愛しくて
振り返ってしまうから

iだけを残せ 壊れないiを
激流のような時の中で
iだけを残せ 名さえも残さず
生命(いのち)の証(あかし)に iだけを残せ

思いがけない幻に誘われて
思いがけない風向きに運ばれて
偶然の朝 偶然の夜
我々は何も知らされず 踏み出す
縁(∞)は不思議 それと知らぬ間(ま)に探し合う
縁(0)は不思議 それと知りながら迷い合う
みんな哀しくて みんな恋しくて
立ち止まってしまうから

iだけを残せ 壊れないiを
激流のような時の中で
iだけを残せ 名さえも残さず
生命(いのち)の証(あかし)に iだけを残せ

弱き者汝の名を名乗れ しなやかに
強き者汝の名を名乗れ ささやかに
みんな儚(はかな)くて みんな愛しくて
振り返ってしまうから

iだけを残せ 壊れないiを
激流のような時の中で
iだけを残せ 名さえも残さず
生命(いのち)の証(あかし)に iだけを残せ

iだけを残せ 壊れないiを
激流のような時の中で
iだけを残せ 名さえも残さず
生命(いのち)の証(あかし)に iだけを残せ

 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 
 [-1]=[i²] のナラティブは、絵本の力で・・・
 もろはのつるぎ  (有田川町電子図書館)

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